2013年5月15日水曜日

音程についてここで説明しているのでしょう。

音程についてここで説明しているのでしょう。
ウクレレのコード(和音)を理解することとか
「移調」をするために
知っておく必要があるからなのです



ウクレレでコードを弾けるようになると、
いくつかの数字が
コード名の中に出て来ると思います。

代表的なものが、
1度、3度、5度、
さらに7のセブンス、

そして、さらにちょっとコードと付き合うようになると

4、6、また、9、11、13等などの数値も
目にされるようになるでしょう。


この数値はどういう意味なのでしょう。
これらの数値は、簡単に申し上げるとある音からある音までの音の高さの差、つまり「音程」を表しています。
ウクレレを始めると、どうしても覚えなければならないコード、その名前の意味がここにあるので確認しておきたいのです。


さて、前置きはこの位にして、

義務教育の音楽の時間で音程について、やりましたよね、

完全5度とか、

長3度、

短3度などなど。


結構ややこしかったですね。

整理してまとめてみました。


音程一覧表(Cをルートにした時)
音名 度数 階名 半音数 完全 内容 全半音数
完全1度 (減2度) 同じ音 同じ音
Db 短2度 (増1度) 2度間で半音がひとつ
長2度 (減3度) 2度間で半音がない 全音1つ
Eb 短3度 (増2度) 3度間で半音がひとつ
長3度 (減4度) 3度間で半音がない 全音2つ
ファ 完全4度 (増3度) 4度間で半音がひとつ 全音2つ+半音1つ
Gb 増4度 減5度 5度間で半音がふたつ
完全5度 (減6度) 5度間で半音がひとつ 全音3つ+半音1つ
Ab 短6度 (増5度) 6度間で半音がふたつ
長6度 (減7度) 6度間で半音がひとつ 全音4つ+半音1つ
Bb 10 短7度 (増6度) 7度間で半音がふたつ
11 長7度 (減8度) 7度間で半音がひとつ 全音5つ+半音1つ
12 完全8度 (増7度) オクターブ 全音6つ+半音2つ


「CDEFGAB」は全部で7つの音です。

そして、それぞれの音のうち
「E-F」と「B-C」間は半音ですが

他の音はすべて全音(半音2つ)となります。


一方、CDEFGABを半音を基準にして並べれば、
12音の音で構成されていることになります。

上記表の一番左の「音名」の列を縦に見てください、

そして、その右の「半音数」の列でみると12音になっていますね、
ハイ、前節の「クロマチック音階」ですね。



音程を表現するときは、スタートする音名を加えて数えます。つまり、「C」から同じ「C」の音程は1度です。
「C」から「D」は、CとDで「2度」となります。

音程には「度」、英名で「ディグリー」という単位を使います。

CからDは2度の音程差があるという言い方です。
また、Cの3度先は「E」です、
4度先は「F」、
5度先は「G」、
6度先は「A」、
7度先は「B」、
8度先はオクターブ高い「C」となります。


  Cから完全1度
  Cから長2度
  Cから長3度
  Cから完全4度
  Cから完全5度
  Cから長6度
  Cから長7度
  Cから(1オクターブ上)は完全8度

という名称になります。
つまり、「ド」を基準にしてドレミファソラシドのそれぞれの各音程は、

完全何度」と
長何度」という

二つの単位を使って
表現することができます。

「完全何度」は、完全1度、完全4度、完全5度、完全8度にしか使われません完全3度や完全6度という表現は無いということです

同様に、「長何度」長2度、長3度、長6度、長7度にしか使われません
1、4、5、8の数値は「完全何度」という「単位」で既に使ってしまっているからです

よく、単に1度、3度、5度等と「完全」、または「長」を省略して呼ぶ場合があります
この場合はドレミファソラシドの音程のみに使われます。


それでは、

半音が入った場合の音程はどうなるのでしょう。

例えば、Cから(Db)の音程はどうしたらいいのでしょう。
これは短2度となります。
「C」から「D」の間で「2度」ではありますが、これは全音(半音が二つ)の間隔なので「長2度」
「長2度」から半音短い間隔、つまり「短2度」となります。


ここで新たに「短何度」という表現が出てきました。

これは、前述の長何度の音程に対して半音短い音程を意味します。
ですから、「短何度」という表現は、長何度に同じく短2度、短3度、短6度、短7度しかありません。


ちなみに、

減5度(増4度)、
この音程は、丁度「全音で3つ分」の音程だということで
三全音(トライトーン)と呼ばれています。

「C」から「D」が全音、
「D」から「E」も全音、
「E」から「F」は半音ですが、
これが「F♯」となるので丁度全音になります。

あわせて「3つの全音」ですから「三全音」と呼ばれるのです。

この「三全音」という音程の組み合わせから出来た和音は、ちょっと複雑なというか不安定な音の組み合わせになります。
しかし、この音程は和音の世界では大きな働きを持っています

これについては後ほど紹介させて頂きます。

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